ブルーカーボン創出プロジェクト
横浜ベイサイドマリーナは八千代エンジニヤリング様・東亜建設工業様と共に「ブルーカーボン創出」活動を行っています。
豊かな海の創造を通じて地域活性化・カーボンニュートラルを目指しています。
お知らせ
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私たちの想い

横浜ベイサイトマリーナを舞台に始動した直立護岸を活用したブルーカーボン創出プロジェクトは、これまでの環境活動にとどまらない「海とともに生きる企業としての使命」を実現する、私たちの新たな挑戦です。
日本の海洋土木分野でトップレベルの知見と技術を有する八千代エンジニヤリングと東亜建設工業は、日本最大級のマリーナである横浜ベイサイドマリーナの開発当初から、施設の整備などを通じて強い協力関係を築いてきました。
私たち3社は、「海とともに生きる企業」として、それぞれが得意分野を活かした海洋環境保全に努めてまいりました。しかし、海域の藻場(海の森)の衰退や海洋プラスチック問題など、深刻化する海の危機を目の当たりにするうち、「個々の取り組みを超えた新たな挑戦ができるのではないか」という強い想いを共有するようなりました。
そこで、八千代エンジニヤリングが発起人となり、長年培ってきた絆を礎として、横浜ベイサイドマリーナを舞台に3社が持つ技術や知見、リソースを結集することを決意しました。
私たちが目指すのは、CO2を吸収するブルーカーボンを創出するだけにとどまりません。豊かな「海の森」を再生するとともに、この活動で得られた知見や成果を、広く社会に共有・連携することで、海洋環境保全の認知と理解をより広く深めていきたいと考えています。
本プロジェクトは、持続可能な社会の実現に向け、海から未来を切り拓くという、私たちの想いの結晶なのです。
Message
ブルーカーボンとは
ブルーカーボンとは、「海洋生物によって大気中のCO₂が取り込まれ、海草・海藻やマングローブ、塩性湿地といった海洋生態系内に吸収・固定された炭素」のことであり、グリーンカーボン(森林によるCO₂吸収・固定)の対語として、2009年に国連環境計画(UNEP)によって命名されました。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告によると、海域のCO₂吸収量は陸域の吸収量(23 億t-CO₂/年程度)に匹敵する24 億t-CO₂/年程度と見積もられています。世界第6位の海岸線(約35,000km)を持つ日本は、世界有数のブルーカーボン貯蔵国である可能性が高く、カーボンニュートラル達成に向けた有効な選択肢として、近年注目されています。

活動詳細

概要
護岸壁面上にワカメの種糸を巻き付けたロープを取り付け、胞子の着⽣を促します。
2025年春ごろのワカメ最盛期に、一部のワカメを採取し、株数・湿重量を測定し、ブルーカーボン量を算定します。その後、ワカメの胞子が飛散して背後の護岸に付着して、ワカメが⽣長するか確認します。
また2025年春以降から、ワカメの種付け体験や収穫・食育などを地域の皆さまに体験いただく環境教育を実施していく予定です。

実施場所
横浜ベイサイドマリーナ地区内の護岸3箇所で行います。
実施期間
2025年3月~2026年5月

実証実験計画の詳細はPDFデータでご覧いただけます。
実証実験計画PDF

